小さいころに水銀が入った形の温度計を見たことがある人もいるでしょう。ですが、最近はそうした形の温度計を見ることは非常に少なくなりました。そうしたこともあり、今では温度を測る機会があまりなくなったと考えることは自然なことです。ですが、実際は今の時代の方が昔よりも温度を測る装置が多数使われるようになっているのです。
特に分かり易い例が、エアコン等の空調設備です。こうした機器には温度を測定するためのセンサーが内蔵されており、一定の温度になると自動的に室内の温度を調整する様に作られています。一昔前の機会だと、ひたすら一定の空気を出し続けていましたが、今ではセンサーが反応して自動で調節してくれますので、自分で調整しなくても非常に快適に過ごせるようになりました。他にも驚くことに携帯電話にも使われています。
携帯電話等の電子機器はあまりに処理に負荷がかかると温度が上昇してしまいます。このまま温度が熱くなりすぎてしまうと、自分の熱のせいで機会が故障してしまうリスクがあります。そこで、一定以上の温度をセンサーが感知すると自動的にアプリを停止したり、場合によっては一度電源を切ることがあるのです。そうすることで、電子機器が故障してしまう危険から身を守るように作られています。
この様に、今では温度計はセンサーという形になって日常の様々な場所で活躍しています。今後もさらに多くの場所で利用されることは間違いないでしょう。